電子カルテ2日目はおおむね順調でした

昨日 (電子カルテ2日目 )は初日に起きた問題を解決してのぞみ、おおむね順調でした。いまはまだ移行段階で紙カルテを出し、過去の履歴などを確認しつつ進めておりますが、軌道の乗れば、待ち時間を減らしていけると思います。

昨日の何よりの収穫は院長先生が手応えをつかんだことです。5月上旬のシュミレーションの時は、絶望の表情で「これまで通り、紙に書いて、事務さんに入力してもらおう・・」という発言がありました。しかし、これではせっかく電子カルテを導入する意味がありません。私がテンプレートを頑張って作るので、チャレンジして欲しいとお願いしました。(テンプレートとは、あらかじめよく使う処方や検査を登録しておくもので、これにより入力の手間が大きく省けます)。その後、院長先生は診療のない日も練習に顔を出してくださり、事務のMさんや看護師さん達との特訓が始まります。その時の様子をMさんから聞きつつ、院長先生にマッチしたテンプレートを気合を入れて作成しました。昨日は、私も院内におりましたが、今後のことを考え、なるべく手をださないように心がけておりました。最初は、時間がかかったものの、ハンコが大好きだった院長から (これまでは紙カルテに病名, 検査や薬の名前などのハンコを押していました)「ハンコより良いかもしれない」という発言が出てきた時は嬉しくなりました。使いやすい電子カルテに、当院のチームワークが加わり、道を切り開けたと思っております。

連日、遅くまで残ってくださったスタッフの皆様、サポートに入ってくださった電子カルテのB&W社の皆様ありがとうございました。

余談ですが、B&W社のAさんは不思議な雰囲気を持った方で、夢をかなえるゾウ

夢をかなえるゾウ1 | 水野敬也 | 日本の小説・文芸 | Kindleストア | Amazon という小説に出てくる「ガネーシャ」という主人公の神様を連想してしまいました 。しかし、スタッフの誰もその小説を知らず、「先生、また意味不明なことを」で終わってしまいました。

また、電子カルテの名称は「Henry」なのですが、わたしのひいき球団の中日ドラゴンズに20年以上まえに在籍していたヘンリーという投手を思い出しました。ドウェイン・ヘンリー - Wikipedia 1年間だけの在籍でしたが、まだ剛速球は記憶にあります。

今度、会社の方に名前の由来を聞いてみようと思います。

さあ、今日は、患者さんからの質問がたまっているので、論文を読み、ブログにアップする準備をしていこうと思います。