診察室より:バナナ先生&カルボシステイン中毒

外来での患者さん達との会話を紹介します。

 

その1:

先日、2歳になったばかりのお子様がカゼで受診しました。まだ「べ」がうまく発音できず、普段は、私のことをまなな先生と呼んでいるようです。その日は、鼻が詰まってうまく発音できなかったのか「まなな先生のところに行く」が、「バナナ先生のところに行く」となってしまったようです。両親は大爆笑だったよう。

バナナ先生も響きは悪くないですね。こども達に人気の果物だし。

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いっそのこと、バナナ小児科クリニックにしてしまおうかな。きりんキッズクリニックなど動物のクリニック名は存在するけど、果物は斬新かもしれない。

 

その2:

1歳の喘息児が咳嗽のため受診しました。「お父さんはタバコはどうしてますか?」とナースが聞いたら、お母さんより「主人はニコチン中毒。息子はカルボシステイン中毒(最もよく処方される感冒薬の1つ)」。カルボシステイン中毒は大きくなれば必ず治ります。4歳のお姉さんも小さい頃は受診の度に吸引していたけど、今ではめったにカゼを引きませんよね。お母さん、もう少しの辛抱だと思います。