感覚処理について勉強しました

週末は、大阪医大LDセンターの作業療法士の芳本有里子先生の講義をWebで視聴しました。テーマは「幼児期に経験する身体の動きが学習や社会性の土台」「手先が不器用な子どもの理解と支援を考える」でした。

感覚には、視覚, 聴覚, 味覚, 嗅覚, 触覚, 前庭覚, 固有覚があります。触覚, 前庭覚 (体の傾きや空間認知に関係するバランス感覚), 固有覚 (筋肉や関節の動きを詳細に感知する感覚)は自覚しにくいかもしれません。

ヒトはこれらの感覚情報の統合と運動 (体験)によって学習していきます。しかし、自閉スペクトラム症児は、体の外から入ってきた刺激を脳に伝える→脳で情報を受け止める→判別し、反応する、という感覚処理というプロセスに困難を生じることがあります。例えば、前庭感覚の処理がうまくいかないと、姿勢が崩れたり、落ち着きがなくなったりします。

講義では、乳幼児の感覚発達処理のプロセス (ハイハイの重要性を強調), 触覚・前庭覚・ 固有覚の処理がうまくいかない場合に起こりうる困りごと,  これらの感覚の育て方について学習しました。ざっくりいうと、外での体遊びや手先を使った遊び(ヒモ通しやプラステンなど)が大事ですね。

当院では、JSI-Rという質問紙を用い、感覚処理のアセスメントをし、困り感の軽減について保護者の方と一緒に考えております。

オリエンテーリング オリエンテーリング - Wikipedia(地図とコンパスを持って山の中に入り、地図上のチェックポイントを回る時間を競うスポーツ)は良いと確信しました。

等高線による地形, 藪など植生の情報, 小道などの情報が書かれた地図を見て、目標に到達するルートを考えて進みます。

こんな地図です↓ (初心者はもっと簡単なマップです)

オリエンテーリングをやってみよう – 日本オリエンテーリング協会 (orienteering.or.jp)

地図を読みつつ、道なき道を通り、斜面をかけおり、藪を切り進みます。どうでしょう?全ての感覚が鍛えられると思いませんか?

しかし、マイナーなスポーツで近辺での手軽な大会が少ないのが難点です😢

過去には、海老名運動公園や座間の芹沢公園で大会が開かれたことはあるようですが。

将来的に地域クラブの方とコラボできないかな~