日曜日の朝日新聞のEduAで子どもを伸ばす部屋づくりについて特集されていました
ので、要点をまとめて紹介します。
ベネッセとニトリの昨年11月の調査によると、年長~小5の子がいる家庭での勉強場所は、リビングが93.9%と大部分で、その一方で、本人の1人部屋は7%のみでした。この結果は、新型コロナウイルス感染拡大による休校の前後で変化はありませんでした。
なお、自分の部屋で勉強している子が、自分の部屋を持った時期は小学校1年生までが70%を占めました。
・小学校中学年までは学習の場はリビングが良い
親の存在を感じられる距離感だけど安心できて勉強に集中しやすい
・大きくなったら、リビングでも自分の部屋でもどちらでも良い
・ダイニングテーブルだと職位の準備がはじまれば勉強を中断しないといけない
→ スペースに余裕があれば、窓際の外向きに横長の机を置くのがおすすめ
・大きな本棚で知的好奇心を喚起する (図鑑, 辞典, 地図や地球儀があるとすぐに調べられる)
・読んでほしい本はトイレ近くにさりげなく置いておく
・リビングに子どもの絵や工作を飾る場所を設ける
→「自分は大事にされている」と感じ、自信を持つ。色鮮やかな作品を飾るとアクセントにもなる。
・大きなアナログ時計を置く→時間管理の習慣を身につけさせる
<西村則康さん(塾ソムリエ)によるアドバイス>
・小学生はリビングで親の目を感じながら勉強するのが基本
・家族は気を使いすぎる必要はない。食器を洗うなど生活音があったほうが集中
できる。ただし、テレビはダメ。
・子どもは少しくらい雑然とした環境にいるほうが知的な刺激を受けやすい
→すべてをきれいに片づけるのはよくない
・親が片づけると子どもがある本を読み返したいと思った時に見つけられなくなる
→ 片づけは時間がかかっても子どもと一緒にやる
<宇高有香さん(整理収納のプロ)によるアドバイス>
・こども部屋を作るときは、こどもと相談しながら部屋の色合いを決め、使いやすい小物などを選ぶ→部屋への愛着が高まり、片づけへの意欲も高まる
・子どもの持ち物はすべてこども部屋に置く音を考えないのも片づけのポイント
動線を意識するのが大事。
例.帽子やハンカチは自分の部屋ではなく玄関に置いておく
(帽子は出かける時にかぶるから)
30年前はどうだったのか知りたいところです。私は高校生まで基本はリビングで勉強していました。意志が弱く部屋だとつい漫画や小説に逃げてしまっていたので・・・。
時代を先取りしていたということにしておきましょう。