スギ花粉の飛散期になると、お子様のアレルギー検査を希望しているが抵抗がある、あるいはお子様の拒絶が激しく検査出来ない、という方が少なくありません。
そこで、イムノキャップラピッドという検査キットを導入しました。
サーモフィッシャーダイアグノスティックス : イムノキャップ ラピッド 鼻炎・ぜんそくⅠ™ ポックWEB | POC検査情報提供サイト
ランセットという器具を指に当て(針は見えません)微量の血液を採取して行います。
測定項目は、ネコ・ダニ・カモガヤ (イネ科。初夏と秋に飛散)・ブタクサ(秋に飛散)・ヨモギ(秋に飛散)・イヌ・ゴキブリ・スギの8項目です。
結果は下図のように約20分で判明します。
検査の正確性も問題ありません。
感度(イムノキャップラピッド陽性/従来のアレルギー検査で陽性)は高く、イヌ, ネコ, スギ, ヨモギ. カモガヤが100%, ダニ96.8%, ブタクサ96.3%, ゴキブリ81.5%でした。
(少しゴキブリは低いですが許容範囲かと思います)
欠点としては、あくまでも定性検査であり、反応しているor 反応していないしか、わからない点です。従来のアレルギー検査 (定量検査)のように数値では出ません。肘からの採血に抵抗のない方は従来の検査の方がおすすめです。また、上記8項目しか検査できないのも弱点になりえます。
両者の比較は、以下
アレルギー性鼻炎があり、原因を知りたい。でも、採血は怖いな~という方、気軽にご相談ください。