スタッフの勉強会を実施しました

昨日は昼休みに、スタッフ向けの勉強会を実施しました。本来なら私が毎日プリントを作成し5-10分のミニ勉強会を行うのが理想ですが、今は自分のことに手一杯で実現にはまだまだ時間を要しそうです。今回は、製薬会社主催のWeb講演会のオン・デマンドを視聴しました。

内容は、10月1日に、ワクチンの接種間隔が変更されたのですが、変更により起こりうる新たなリスクについて学びました。

まず、新しい接種間隔変更の内容ですが、

1) 生ワクチン (注射) → 生ワクチン (注射):27日以上必要

2) 生ワクチン (注射・経口) →   不活化ワクチン間隔に関する規定なし

(翌日でも可)  ※従来は27日以上必要

3) 不活化ワクチン→ 他のワクチン間隔に関する規定なし (翌日でも可)

※従来は6日以上必要

となります。

これまでは、直近のワクチン接種歴だけを確認すれば良かったのが、最新の生ワクチンの接種歴を確認する必要がでてきました。

例を示します。

生後11か月20日でBCGワクチン(生ワクチン) を接種。11月27日にB型肝炎ワクチン3回目 (不活化ワクチン)を接種。1歳10日に麻疹風疹ワクチン(生ワクチン)を含む5種類のワクチンを接種。 

これはどこがミスになるかお気づきになりましたか?

BCGワクチンと1歳時の麻疹風疹ワクチンが生ワクチン同士ですが、間隔が27日空いていないのです。これまでの習慣で、直近のワクチンだけを確認すると、間違える可能性があります。(これまでであれば、B型肝炎はBCGから1か月空けないといけなかったので、このようなミスは起こりえませんでした)

 

また、同じワクチン同士の接種間隔も注意しないといけません。

B型肝炎ワクチンは、2回目は初回接種から4週間, 3回目は初回接種から20~24週に接種します。例えば、1回目のB型肝炎ワクチン(不活化ワクチン)を生後2か月15日、2回目のB型肝炎ワクチンを生後3か月15日で接種, BCG(生ワクチン)を生後5か月0日で接種したとします。その後、次のB型肝炎を、生ワクチンの後はいつでもいいから・・と考えて、生後5か月15日に接種すると、接種間隔の間違いとなってしまいます。不活化ワクチンはいつ接種してもよいからとだけ考えていると間違いの原因となりるのです。

 

講演の終了後は、スタッフ全員から1言ずつコメントをもらい、皆でミスしなかったが、ヒヤリとしたことを共有しました(病院用語ではヒヤリハットといいます)。

全員からコメントをもらうようにすると、緊張感があっていいですね👍 終了後

は皆、充実したいい顔をしていました。

 

話しは変わりますが、昨日は県より、医療機関への感謝ということで、ギフトカタログをいただきました。障がい者就労施設産品より選ぶこととしました。スタッフ一同でいただき、コロナと戦う英気を養っていきますね⚔

 

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