まず、結論ですが「必ずしも必要ありません」
フォローアップミルクの特徴は
・牛乳の代替品
・牛乳で過剰になるたんぱく質とミネラルを減らした
・牛乳に不足している鉄とビタミンを補給
・人工乳より、たんぱく質, カルシウム, 鉄分が多い
など挙げられます。
下の表を見ると、母乳栄養では、鉄が少ないのでは?と心配になるかもしれません。
母乳中の鉄は人工乳の鉄に比べて吸収率が高いので、大丈夫です。
しかし、生後6か月以降、鉄を離乳食として摂取できないと鉄が不足するリスクが
高くなります。そこで、生後7か月頃より、赤身の肉, レバー, 赤身の魚, 納豆, 黄な粉, 卵黄など鉄の含有量の多い食品を、離乳食の進行に伴い、与えていきます。
余談ですが、カルシウムと鉄の両方を効率よくとれる食品は、大豆製品, 小松菜, 大根葉, モロヘイヤ, ゴマなどがあります。
結論ですが、
フォローアップミルクは、必ずしも必要ありません、離乳食が進まず、鉄不足が心配な方は、生後9か月以降に考えてみる、くらいの位置づけとなります。でも、母乳で育った子は、飲めないかな・・。