風化させるな~相模原やまゆり園事件

2016年7月26日に起きた相模原やまゆり園事件から4年がたった。昨日、本日の新聞で記事が掲載されていた。

 植松被告は死刑となるが、これで終わりではない。この施設では職員による日常的な虐待が生じていたようだ。おそらく全国に同様の施設はあるだろう。どのようにすれば、同様な事件が2度と起こらないかを、私たちは考えていかなくてはならない。

 障害のある人もない人も皆で支えあい、すべての人が笑顔で暮らせる地域づくりを胸にこの診療所での勤務ならびにカウンセリング (発達支援)外来を始めた。これを実現するには、1)すべての方に、障害とはどんなものかを知っていただく, 2) 障害を持つすべての子が早期に適切な療育を受ける 3) 支援者の方々がしっかりしたスキルを身につける、などが大事だと思う。

私自身はまだ予約制の外来で発達の相談の対応をしているだけである。この2年で、自分の診療の質は確実に上がり、状況が著しく好転したお子様も複数おり、やりがいや手ごたえを感じている。しかし、社会への働きかけのような活動が全くできておらず、このままでいいのかと焦りも感じている。おそらく人生あと40年ほど。残された時間は短い・・。1秒1秒をもっと大切にしなければと焦りを感じる。しかし、今やっていることを確実に継続していこうと思う。

恩師の相模原病院の海老澤元宏先生 (現・世界アレルギー学会会長)も最初は、医師4人しかおらず、病棟業務や当直をしながら、アレルギーの診療や研究を始めた。仕事をしており、つらい時期もあったようだが、継続するうちに、徐々に口コミで広がり、相模原病院は全国いや世界レベルの病院となった。海老澤先生は「継続していくことが一番大事だ」とよくおっしゃっていた。また、ヘレンケラーを育てたサリバン先生には「Simply go on!」 (ただ、続けるだけ)という名言がある。

 私も、焦らず、コツコツとい続けながら、目の前のことを1つずつ丁寧に対応していきたい。まずは、学校や園の先生と、連携できるよう、顔の見える関係を作っていくのが目標だ。