2月に入り、本格的に受験シーズンに突入しましたね。
私自身、いまだに医学部受験の夢を見て、汗をかいた状態で目が醒めます。
よほどトラウマになっているのでしょうね。
当時は、要領が悪かったので、今の段取り力と自己分析力があればもっと楽にクリアできたかもしれません。
当院のかかりつけの受験生達に向けて、応援とマナベ式直前の過ごし方を伝授したいと思います (あくまでも参考程度にしてくださいね)
塾の先生では、教えてくれない掘り出し物的な内容もあるかもしれません。
【試験会場の下見について】
現地の場所を確認するだけでは、不足です。可能であれば、本番と同じ時間帯に出発して、電車の混み具合を確認しておきます。比較的すいている車両を見つけることができればベストです。
また、会場のトイレの場所は、複数確認しておきましょう。私は、緊張すると、下痢が頻回に起こるので、(今でも学会発表前は何度もトイレに行きます)、穴場的なトイレも必ず確認しておりました。
【今、勉強すべきこと】
1.過去問分析
過去問を漠然と解くだけでは意味がありません。
まずは、どれぐらいのペースで解けばよいのか時間配分のポイントをつかみます。
さらに、簡単な作戦も立てます。例えば数学で、最後の方の問題は、難しいから、最初から捨てよう、など
また、例年、出る分野は似ているので、そこの周辺の勉強に時間をかけましょう
2.理科・社会に重点をおきましょう
英数国よりも、理科・社会の方が、時間をかけた分だけすぐに点数に反映されます。今は、これらの教科にウエイトを置きましょう。数学は過去問で良く出る分野を勉強し、国語は感覚を落とさないよう、1日1題以上の文章題でOKだと思います。
【日常生活】
少し前から、本番に合わせた生活リズムにしましょう。これまで夜型だったのをいきなり朝方にしても、体も頭もついていきません。
【本番について】
1.緊張をほぐすために
例えば、倍率が3倍なら、自分よりできなさそうな人を2人みつけましょう。
2.試験の取り組み方
これは、医師になってからの習慣ですが、順番に解くのではなく、
絶対にできる問題→少し考えればできる問題→難しい問題の順に取り組みます。
小児科専門医試験でも、最初は約3割しか埋まらずに、最後までいってしまいました。
その後、最初に戻り、少し考えれば解ける問題に時間をかけ、合格ラインへの到達を目指します。難しい問題はできればラッキーぐらいに割り切ります。
全く手をつけない問題があっても、OKです。
こうすることで、時間がなくなり、本来できたはずの問題ができなかったという悲劇を防ぐことができます。
3.問題が想定外であった場合
時には、過去問と違う分野が出たり、例年簡単な教科が難しかったりすると、精神的なダメージがあります。実際に私は大学受験の時に、ショックを受けている内に、眠りに落ちてしまい、できたはずの問題も落としてしまった経験があります。
こういうときは、冷静に自分ができなかれば、みんなもできないはずと開き直り、落ち着いて取り組んでください(過去の経験からすると、実際にその通りです)
それでは、皆さんの合格を心から、お祈りいたします。