2023-02-01から1ヶ月間の記事一覧

【発達支援】おすすめの本 ★★★★★ 不登校でも学べる 

今日は、最近読んだ不登校関連の本を紹介します。 不登校でも学べる 学校に行きたくないと言えたとき (集英社新書) おおたとしまさ (著) 本書では、学校以外の色々なまなびの場所が紹介されています。 居場所, 塾, ホームスクール, オンラインの学校, フリー…

【再投稿】花粉症によるアレルギー性結膜炎への対応

今日はアレルギー結膜炎の対応についてお話しします。スギ花粉の飛散が始まり強い眼の症状を訴える方が増えてきました。今日は、人によってが、鼻症状よりつらい、眼の症状 (アレルギー性結膜炎)について取り上げていきたいと思います。 基本的な治療方針 …

ピックアップ 発達支援関連ニュース 2023年1~2月

2023年1~2月頃の発達支援関連ニュースで気になるものをピックアップしました。 就労関連、法定雇用率を上げるだけでは解決しないでしょう。診療に関しても、専門医を育成したところで、初診待ち待機期間は解決しないでしょう。根本的に診療報酬が低すぎます…

【事故の共有】ビーズ玩具を耳に入れ鼓膜穿孔

日本小児科学会雑誌では、小児科医が共有したほうがよい事故情報が掲載されます。2022年11月号の学会誌からの報告を共有したいと思います。 以下、学会誌の内容を一般の方向けに簡潔にまとめました。 No. 116 ビーズ玩具による外耳道異物・鼓膜穿孔, 日児誌 …

【発達支援】マンガの紹介 境界知能とグレーゾーンの子どもたち

今日は、最近ブックオフで見つけて読んだマンガを紹介させていただきます。 境界知能とグレーゾーンの子ども (監修:宮口幸治) https://www.amazon.co.jp/%E5%A2%83%E7%95%8C%E7%9F%A5%E8%83%BD%E3%81%A8%E3%82%B0%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%82%BE%E3%83%BC%E3%8…

【You tube】スギ花粉症に対する舌下免疫療法について

今日は、You tubeの新作を紹介したいと思います。 スギ花粉症に対する舌下免疫療法について youtu.be 内容を紹介していきます。 まずは、免疫療法がどんな治療かというと、アレルゲン、今回はスギ花粉ですね。それを含む薬剤を少量かた投与し、体をスギ花粉…

ピックアップ 医療ニュース 2023年1月~2月 

久しぶりの医療関連ニュースのまとめです。内容がざっぱくとなり申し訳ありません。 いい年齢になってきたので、老後のことも徐々に気になってきますね。緑内障の新しい治療の開発のニュースと1日に10,000歩の歩行がベストかも?というニュースが印象に残り…

【発達支援】事業所の名前は「コンパス」に

もっか立ち上げ準備中の児童発達支援事業所の名称を「コンパス」に決めました。 私の方針の「切れ目のない、一貫して継続した支援」を基に色々と名称を考えましたがしっくりとくるものがありませんでした。そこで、私の大事なものに由来した名前を付けたいと…

【児童発達支援管理責任者募集】小児科医開業医の立ち上げる児童発達支援事業(コンパス)でチャレンジしませんか?

以前にブログで、児童発達支援事業を夏に立ち上げることを紹介させていただきました。まず、場所が決まりましたので、これから人材を募集させていただきます。 まずは、組織の中心となる、児童発達支援管理責任者 (児発管) の方から募集させていただきます。…

ピックアップコロナニュース 2/8~2/15 マスクが中心の1週間でした

新型コロナ関連のニュースをピックアップ。マスクの話題が大半でしたね。学校現場では、「つける」「はずす」の0か100かではなく、新型コロナに限らず、発熱児が多い時期は、マスクを含めた感染対策を強化するなど、状況に応じた柔軟な対応が大事ではないか…

【再投稿】お母様からの質問:耳に小さな穴が開いています~ 先天性耳瘻孔

先月、お母様よりいただいた質問です。 この機会に耳瘻孔についてまとめてみました。 1.これは何でしょうか? 先天性耳瘻孔(じろうこう)と思われます。瘻孔から瘻管というトンネルが下に伸びている場合もあります (図1)。 摘出された耳瘻孔 2.何が原因でしょ…

【米国より】5~11歳へのオミクロン対応ワクチン追加接種の安全性

今日は、日本で、今後承認され、接種が進むであろう、5~11歳への従来株に加えオミクロン株にも対応した2価ワクチンの安全性について、CDC (米国)からの報告を紹介します。 Safety Monitoring of Bivalent COVID-19 mRNA Vaccine Booster Doses Among Childre…

まつだ桜まつり2023 2/11より開催

今年も、神奈川県の松田町 (最寄り駅:小田急線新松田駅)で桜まつりが開催されます。第24回まつだ桜まつり - 松田町公式ホームページ (town.matsuda.kanagawa.jp) 松田町が賑わう、唯一の期間で(本当はこれではいけないんだが、町民はこの祭りに頼っている…

小児期の肥満は成人期まで継続する→生活習慣病のリスクに

今回は、小児期の肥満は成人期の肥満のリスクであることを、三重県での研究を紹介しながらお話していきたいと思います。 まずはこの研究の概要からです。 文献より引用 1976~1992年に肥満を主訴に通院した6~15歳児を対象とし、1998年, 2011年と長期的な経過…

【総論的な内容】スギ花粉症2023

そろそろ、スギ花粉の本格的な飛散が始まります。今年の花粉の飛散量は例年の2倍以上と予測されています>_< teammanabe.hatenablog.com 今日は、毎年多くの人を悩ます、スギ花粉症について解説させていただきます。 スギ花粉症は増加傾向で、耳鼻咽喉科医を…

【ワクチン】肺炎球菌ワクチン

今日は、肺炎球菌感染症と肺炎球菌ワクチンについて解説します。 肺炎球菌は小児の上気道 (鼻腔)の常在菌の1つで、小児の20~40%の割合で鼻咽腔より検出されます。肺炎球菌の多くは下図のように莢膜を有しており、それが病原性の主体になります。莢膜型は血…

【再投稿】がんばれ!受験生

そろそろ、本格的に受験シーズンですね。 私自身、いまだに医学部受験の夢を見て、汗をかいた状態で目が醒めます。 よほどトラウマになっているのでしょうね。 当時は、要領が悪かったので、今の段取り力と自己分析力があればもっと楽にクリアできたかもしれ…

発達支援外来での質問:イヤーマフはどうやって選べばよいでしょうか?どこで買うのでしょうか?

自閉スペクトラム症のお子様には、聴覚過敏の方が少なくありません。大きな音を聞くと、痛みを感じたり、轟音が鳴り響いているように感じることがあります。また、たくさんの音から1つの音を選び出して聞くのが苦手で、小児科診療所や教室では、色々な音が同…

外来での質問 「カゼと花粉症どっちですか?」

もうすぐ本格的なスギ花粉症のシーズンに突入しますね。 外来でもよく、「カゼと花粉症どっちですか?」という質問をいただきます。 今日は、両者を見分けるポイントについてお話していきたいと思います。ただし、 100%の判別は不可能です。 スギ花粉症:透…

ピックアップ 育児・教育ニュース 2022/12~2023/1

育児・教育関連のニュースをピックアップしました。とにかくインパクトのあるニュースがたくさんですね。東京都が動いてから、政府が負けじと追いかけているようにも感じます少子化対策、不登校対策が進んでいくといいですね。後は、乳幼児のお母様にとって…

【発達支援】絵カードの作り方

私が発達支援外来でよく、視覚支援による見通しをつけましょうとお話させていただいております。 今日は、比較的楽な絵カードの作り方をお話させていただきます。 i-phone (i-pad) の方限定になってしまいますが、絵カードメーカーというアプリがおすすめで…

子どもの肥満はアレルギー疾患なみに多い

先日は、子ども肥満により、血液検査の異常や心血管障害のリスクであるメタボリックシンドロームになりうることをお話ししました。 今日は、肥満のお子様がどれぐらい存在するのかとその背景, 生活指導についてお話していきたいと思います。 肥満は小学校の…

外来での質問「おちんちんが小さい気がするんですが」

外来でたまに「おちんちんが小さい気がするんですが」という質問をいただきます。 これは、埋没陰茎という、陰茎のサイズは正常であるが、皮下に埋没している状態の 可能性が高いです。 健診や外来で陰茎が小さいとして気付かれることが多いですが、症状とし…

ピックアップコロナニュース 1/24~1/31 5類にむけての方針が徐々に明らかに

with コロナに向けての政府の方針が徐々に明らかになってきましたね。とりあえずワクチンの公費化が続くことについては安心しました 。当院としては、スタッフで力を合わせて、状況に応じてベストな対応を検討していくのみです。昨年はコロナの影響で、食物…