2022-03-01から1ヶ月間の記事一覧

院長先生、○○歳の誕生日おめでとうございます!

院長先生、70歳の誕生日おめでとうございます! ・年齢的にコロナ感染による重症化リスクが高いにもかかわらず、現場に出ていただき ありがとうございます。 ・私が予約患者さんを対応している間に、一般の患者さんの対応ありがとうございます →発達支援外来…

米国で暮らすならBCG接種は受けない方が良いでしょうか?

先日、外来で、お母様より「この子が1歳前になったらアメリカに移住するのですが、ワクチンはどうしたら良いでしょうか?」という質問をいただきました。 日本と米国の乳児期のワクチンの大きな違いは、「BCG接種」になります。日本は定期接種にBCGが含まれ…

【本の紹介】通常学級におけるADHD児が集中できる授業/集中できない授業

最近、ADHD児の新規患者さんが増えてきております。ADHD児の対応は、学校との連携がとても重要です。そこで、学校の先生に、どういった配慮をお願いするとよいのかを確認する目的で、通常学級におけるADHD児が集中できる授業集中できない授業 ADHD児支援の基…

僕の後ろに並んでくださいニャ

先日、ご協力いただいたアンケート調査で、”診察受付が始まる時に、廊下で待っている人が一斉に入ってきて危ない”というご意見をいただきました。 入り口を変えることはでないので、スーパーのように足型を設置することにしました (管理会社である相鉄不動…

自傷や薬物乱用の講演を聴いて

先日、東京都小児科医会の学術講演会のWeb参加させていただきました。参加した一番の目的は、「乳児の血便」をテーマとした講演だったのですが、何気なく再生した、 「自傷・自殺・薬物乱用の理解と援助」(講師:国立精神・神経医療研究センター 精神保健研…

ADHD児への投薬による学習態度の変化

当院で診療中のADHDの方で、ご家族が投薬について悩むことがしばしばあります。 今回は、ADHD児への投薬による学習態度の変化について検討した論文を紹介させていただきます。 論文:注意欠如・多動症の児童への投薬による学習態度の変化について 筆頭著者:…

算数の教え方の講演で得たこと

先日は、こども発達研究さん主催の講演、こどものつまづきから分かる算数の教え方 (講師:澳塩渚先生)を視聴しました。 算数前の数理解の発達が大事で、大きさが分かる→分類が分かる→高度な仲間分けができる(例.野菜とそれ以外で分類)→数の順序がわかる→全…

当院についてのアンケート調査~看護師編

今日は、1月末~2月に実施したアンケート調査の看護師に関する部分の結果を紹介させていただきます。 約20名の方よりコメントをいただきました。 重複が多く、下記の様な嬉しいコメントをたくさんいただきました。 ・頼りがいがあります。フランクな印象です…

発達支援の講演withHenry 無事に終わりました

昨日は、診療終了後に、発達支援についてWebで講演しました。テーマは、「小児科における発達支援外来立ち上げのポイント」について。 小児科における発達支援外来 発達支援に関連する講演は初めてであったこと (もともとはアレルギーが専門でした)、テーマ…

【紹介紹介】10代から身につけたい ギリギリな自分を助ける方法

今日は、井上祐紀先生 (福島県立矢吹病院) の「10代から身につけたい ギリギリな自分を助ける方法」を紹介します。 www.amazon.co.jp 以前に、紹介させていただきました、学校では教えてくれない自分を休ませる方法の姉妹本です。 teammanabe.hatenablog.com…

当院についてのアンケート調査~ 事務編

今日は、1月末~2月に実施させていただいたアンケート調査の事務さんに関する部分を共有させていただきます。 電話対応は、受付だけでなく看護師も含まれます 受付についても30件ほどコメントをいただきました。 まずは、嬉しいご意見から ・先生、看護師さ…

【発達支援外来での質問】本人が1人で勉強できる教材を教えてください

先日、発達支援外来で、小学生のお子様の保護者の方より、「週1回通級で学習しているが、自宅でも本人が1人で勉強できる教材はないでしょうか?」という質問をいただきました。今は、学年相応のチャレンジタッチをやっているものの、難しくてモチベーション…

ひも付きスリッパの感想をお願いします

先日、実施させていただきました、アンケート調査で、スリッパが脱げやすいので、紐付きスリッパにして欲しい、という意見をいただきました。 試しに4足だけ購入してみました。 はいてくださった方は、事務あるいは看護師へ感想 (紐付きスリッパに変えた方が…

無症状濃厚接触者の待機期間に選択肢が増えました

これまで、新型コロナウイルス感染症の濃厚接触者の方の待機期間は、感染者と最終接触した日から7日間(8日目解除)でしたが、これに選択肢が増え、4日目及び5日目の抗原定性検査キットを用いた検査で陰性を確認した場合は、5日目から解除が可能となります。…

書類の🗻にとりかかろう

昨夜の地震が怖かったですね。でも、我が家では、こども達は熟睡でした。 地震の影響で、起床が5時になってしまいました 時期的なものですが、ご依頼いただいた書類が山のようになってしまいました。 まずは、コロナの療養証明書。保健所に依頼すると、おそ…

【当院のデータ】現在流行中の新型コロナウイルス感染症の特徴 (第3報)

今日は、現在流行中の新型コロナウイルス感染症の特徴 (第3報) です。 研究に使用しても良いと同意をいただいた方の、現在流行中の新型コロナウイルス感染症の特徴をお話ししたいと思います。個人情報の特定につながらぬよう、ざっくりとした形になってしま…

生後3日以内に人工乳を避けることは喘息・繰り返す喘鳴の発症を抑制する

先日、アレルギー疾患の家族歴のある新生児に対して、生後3日間以内の人工乳の摂取を避けると、牛乳アレルギーのみでなく、他の食物アレルギーの発症を予防できる可能性がある、という研究を紹介させていただきました。 teammanabe.hatenablog.com 今日は、…

お母様からの質問 「車酔いはどう対応していけばよいでしょうか?」

今日は、先日、外来で幼児のお母様よりいただいた「車酔いはどう対応していけばよいでしょうか?」について回答します。 1.乗り物酔い (動揺病)とは? 乗り物酔いとは、乗り物による動揺(揺れ)が原因で、顔面蒼白, 悪心・嘔吐, 冷や汗, 動悸, 血圧低下な…

【当院のデータ】新型コロナウイルス感染症 期間毎の年齢層

東京都では、新規の新型コロナウイルス感染症の発症数が減少しておりますが、神奈川県は今がピークでしょうか。当院でも、先週 (3/7~3/12)も61名とまだまだ減少の気配がありません。 今日は、当院における、期間毎の年齢層の推移をまとめてみました。 期間:…

【おすすめの本】小学校で困ることを減らす親子遊び10

今日は、小学校で困ることを減らす親子遊び10. 監修:木村順 (小学館)を紹介します。 前回、ご紹介した、発達障害の子を理解して上手に育てる本 幼児期編の続編です。 teammanabe.hatenablog.com 発達が気になるお子様は、感覚調整障害といって、脳における…

屋外での昼寝は最高だった💤

昨日は、午前中は、クリニックへ行き、今月末に行う講演の収録をしました。 テーマは「発達支援外来を立ち上げるポイント」について。勤務医時代に発達支援の経験のなかった私が、どのように発達支援外来を運用しているのかを話します。少しでも多くの先生が…

発熱時のケア 

今日は、当院でプリントとして配布している、発熱時のケア、を出血大サービスで公開 しちゃいます。当院の特徴の1つに、プリントをオリジナルプリントを用いた説明があります。保護者の方が、お子様が泣いている時に、説明を聞いて理解するのは容易ではない…

【微修正】2022/2/21~ (月) (火) (金) の15:00~16:00, (水) 14:30~16:00をカゼ症状なしの方の受付時間帯とします&引き続き 感染拡大対策にご協力お願い致します

先週の土曜日に久しぶりのカンファレンスを行い、当院に関するアンケート調査で複数の方よりご要望のあった、カゼ症状なしの時間帯の増設について検討しました。 これから、花粉症の時期の入り、カゼ症状なしの時間帯の受診を希望される方が増えることも加味…

44歳になりました🎂

今日で44歳になりました。昨年の記事も見てみましたが、人の人生って10年間では大きな変化がありますけど、1年ではあまり大きな変化はありませんね。 teammanabe.hatenablog.com 1年前と比較して、仕事でも私生活でも、色々な壁が立ちはだかってきております…

久しぶりに井坂幸太郎の小説を読みました

先週、ブックオフに立ち寄った時に、誘惑に負け、伊坂幸太郎の「AX」という小説を買ってしまいました。電車の中で、読むべき医学書や論文が山ほどありつつも、気分転換に小説を読むことも今年の目標に挙げたからと自分を納得させました。 teammanabe.hatenab…

5~11歳への新型コロナワクチン接種への考え (私見)

はじめに 5~11歳への新型コロナワクチンは、努力義務 (接種を受けるよう努めなければならない) ではありません。最終的には、本人や養育者が納得したうえで接種を判断することになります。私自身、現時点では、接種をすべきとは言い切れません。以下に現時点…

クリニックの内側より~ご理解・ご協力のほどよろしくお願いいたします

現在、新型コロナウイルス感染症患者さんの拡大による受診控えからか、クリニック内は比較的空いております。それなのに、なぜいつもよりも受付・診療・会計に時間がかかるんだと思う方もいらっしゃるかもしれません。 それは、目に見えない仕事が2つあるか…

新型コロナウイルス感染症後の小児多系統炎症性症候群について

今日は、新型コロナウイルス感染症後の小児多系統炎症性症候群 (MIS-C/PIMS-TS) という病態についてお話しします。 ※MIS-C:Multisystem inflammatory syndrome in children ※PIMS-TS:Pediatric infllamatory syndrome temporally associated with SARS-COV…

【新型コロナ】頻度は少ないが小児にも中等症・重症例は存在する

当院では、現時点で、150名ほどの新型コロナウイルス感染症のお子様を診療してきましたが、幸い、全員「軽症」でした。 先日、スタッフが日々、大変な入力をしてくださっている、HER-SYSのデータを国立感染症研究所のHPより確認しました。全国では、小児は、…

新型コロナワクチン接種の考慮を要する小児の基礎疾患について

5~11歳への新型コロナワクチンの接種に向けて、たくさんの情報が入ってきており、整理し切れていませんが、焦らず、優先順位をつけて、まとめていきたいと思います。 新型コロナウイルス感染症は、ほとんどの小児は軽症ですが、基礎疾患のある児は重症化の危…